【ホワイトニング】クレスト3Dホワイトの実力を成分から解説:日本で販売されていない理由、ブリリアントモアとの比較

crest 3d white fluoride anticavity toothpaste(以下、クレスト3Dホワイト)は、アメリカP&G社が販売する人気のホワイトニング歯磨き粉です。しかし、日本では正式に販売されていません。並行輸入品として流通しているのみです。このレビューでは、その理由を成分に焦点を当てて詳しく解説し、製品の特性を深掘りします。
使ってみた感想
私自身、海外で購入したクレスト3Dホワイトを数週間使用しました。使用感は、研磨剤によるツルツル感が特徴的です。ミントの香りは強すぎず、爽快感が持続します。ホワイトニング効果は、劇的な変化こそないものの、継続使用で歯の表面の黄ばみが若干薄くなるのを感じました。ただし、研磨剤の影響で知覚過敏の兆候が出たため、使用頻度を調整しました。
成分
クレスト3Dホワイトのホワイトニング効果は、主に以下の成分によってもたらされます。
- 研磨剤(含水シリカ、アルミナなど): 歯の表面の着色汚れ(ステイン)を物理的に除去します。含水シリカは比較的粒子が細かい研磨剤ですが、クレスト3Dホワイトにはより研磨力の高いアルミナが含まれる製品もあります。これらの研磨剤は、歯の表面を傷つける可能性もあるため、過度なブラッシングは避けるべきです。
- 清掃剤(ピロリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウムなど): 歯の表面に付着した汚れを浮かせて落としやすくする効果があります。特に、ピロリン酸ナトリウムは歯石の沈着を抑制する効果も期待できます。
- フッ化ナトリウム(フッ素): 虫歯予防に効果的な成分です。歯のエナメル質を強化し、虫歯菌の活動を抑制します。しかし、日本と海外ではフッ素の配合濃度に関する基準が異なり、これが日本未発売の大きな要因の一つとなっています。
- 界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウムなど): 歯の表面の汚れを落とすための洗浄成分です。泡立ちを良くする効果もありますが、人によっては口腔内の乾燥や刺激を感じる場合があります。
- その他成分: 香料、着色剤、結合剤などが含まれています。
日本で販売されていない理由:成分と薬事法の関係
クレスト3Dホワイトが日本で正式に販売されていない主な理由は、日本の薬事法(現在の医薬品医療機器等法)におけるフッ素濃度の基準と、一部製品に含まれる研磨剤の配合量などが関係していると考えられます。
- フッ素濃度: 海外、特にアメリカでは、日本よりも高濃度のフッ素配合が認められています。日本の基準では、歯磨き粉に含まれるフッ素濃度の上限が定められており、海外製品の多くはこの基準を超過しているため、そのままでは日本国内で販売できません。
- 研磨剤: 製品によっては、研磨力の高いアルミナなどが含まれており、日本の基準で安全性が十分に確認されていない可能性があります。また、研磨剤による歯への影響を懸念する声もあり、これらの要因が複合的に作用して、日本での販売が見送られていると考えられます。
海外での売れ行きと使われ方
クレスト3Dホワイトは、アメリカをはじめとする海外で非常に人気があり、特にホワイトニング意識の高い層に支持されています。ドラッグストアなどで様々な種類の製品が販売されており、個々のニーズに合わせた選択が可能です。
P&Gは世界的な企業であり、製品の品質管理や安全性には一定の信頼性があります。しかし、インターネット上の情報には注意が必要であり、特に並行輸入品に関する情報は、正規ルートで販売されている製品とは異なる場合があるため、注意が必要です。
日本で販売されているホワイトニング歯磨き粉との比較
日本では、ライオン株式会社から販売されている「ブリリアントモア」が、手軽に購入できるホワイトニング歯磨き粉として人気を集めています。クレスト3Dホワイトとブリリアントモアを比較することで、それぞれの特徴をより明確に見ていきましょう。
ホワイトニング効果の比較
- クレスト3Dホワイト: 主に研磨剤と清掃剤による物理的なステイン除去が中心です。研磨力は製品によって異なり、中には比較的研磨力の高い製品も存在します。
- ブリリアントモア: ピロリン酸ナトリウムとポリリン酸ナトリウムという清掃助剤が特徴で、ステインを浮かせて落とす効果が期待できます。研磨剤も配合されていますが、クレスト3Dホワイトに比べると穏やかな研磨力と言われています。
単純なステイン除去力だけで比較すると、研磨力の高いクレスト3Dホワイトの方が即効性を感じやすいかもしれません。しかし、研磨力は歯への負担にも繋がるため、長期的な使用や知覚過敏のリスクを考慮する必要があります。ブリリアントモアは、比較的穏やかな作用でステインを除去するため、歯への負担を抑えたい方に向いています。
使い方の違い
基本的な使い方はどちらも通常の歯磨き粉と同じです。しかし、クレスト3Dホワイトは研磨剤が含まれているため、以下の点に注意が必要です。
- ブラッシング圧: 過度なブラッシングは歯の表面を傷つける原因となるため、軽い力で丁寧に磨くことが重要です。
- 使用頻度: 知覚過敏の症状が出た場合は、使用頻度を減らすか、使用を中止する必要があります。
ブリリアントモアは、比較的穏やかな作用のため、毎日使用しても問題ないとされていますが、歯の状態に合わせて使用頻度を調整することをおすすめします。
コーヒーを毎日飲むようなケースでは?
コーヒーに含まれるタンニンは、歯の着色(ステイン)の原因となります。このようなケースでは、ステイン除去力の高い歯磨き粉が有効です。
- クレスト3Dホワイト: 研磨力によってステインを落とす効果が期待できますが、研磨による歯への負担も考慮する必要があります。
- ブリリアントモア: 浮かせて落とす作用に加え、歯石の沈着抑制効果も期待できるため、継続的なステイン付着予防に適していると言えます。
コーヒーを毎日飲む方は、どちらの歯磨き粉を使用する場合でも、丁寧なブラッシングと定期的な歯科検診を心がけることが大切です。また、着色を抑えるためには、コーヒーを飲んだ後に水で口をすすぐなどの対策も有効です。
クレスト3Dホワイト:即効性を求めるなら
クレスト3Dホワイトは、研磨剤による物理的なステイン除去力が比較的高い製品が多いです。そのため、コーヒーによる着色をすぐに落としたい、即効性を重視する方に向いています。
- メリット:
- 研磨力によって、比較的短期間でステイン除去効果を実感しやすい。
- 歯の表面がツルツルになる爽快感が得られる。
- デメリット:
- 研磨剤による歯への負担が懸念される。特に、毎日使用する場合や、強く磨きすぎる場合は、歯の表面を傷つけたり、知覚過敏を引き起こしたりする可能性がある。
- ステインを落とす力は強いが、付着を予防する効果はブリリアントモアに比べると弱い。
ブリリアントモア:継続的なケアと歯への優しさを求めるなら
ブリリアントモアは、ピロリン酸ナトリウムとポリリン酸ナトリウムという清掃助剤が特徴で、ステインを浮かせて落とす作用に加え、歯石の沈着抑制効果も期待できます。そのため、コーヒーによる着色を予防しながら、歯への負担を抑えたい方に向いています。
- メリット:
- 比較的穏やかな作用でステインを除去するため、歯への負担が少ない。毎日使用しても問題ないとされている。
- ステインを浮かせて落とすだけでなく、付着を予防する効果も期待できるため、継続的なケアに適している。
- デメリット:
- クレスト3Dホワイトに比べると、即効性は劣る場合がある。
- 研磨剤によるツルツル感は、クレスト3Dホワイトほど強くない。
コーヒーを毎日飲む場合の具体的な選択肢
コーヒーを毎日飲む方が、どちらを選ぶべきか、具体的な状況に合わせて考えてみましょう。
- 短期間で目に見える効果を求める場合: クレスト3Dホワイトを短期間集中的に使用し、その後はブリリアントモアに切り替えて継続的なケアを行うという方法があります。ただし、クレスト3Dホワイトを使用中は、歯の状態をよく観察し、異常を感じたら使用を中止してください。
- 歯への負担を最小限に抑えたい場合: ブリリアントモアを継続的に使用することをおすすめします。即効性は劣るかもしれませんが、着色予防効果と歯への優しさを両立できます。
結論
クレスト3Dホワイトは、海外で人気のホワイトニング歯磨き粉ですが、日本では未発売です。その背景には、フッ素濃度や研磨剤に関する法規制の違いがあります。ブリリアントモアは、日本で手軽に購入できるホワイトニング歯磨き粉として人気があり、比較的穏やかな作用でステインを除去します。
どちらの歯磨き粉を選ぶかは、個々のニーズや歯の状態によって異なります。即効性を求めるならクレスト3Dホワイト、歯への負担を抑えたいならブリリアントモアが適していると言えるでしょう。コーヒーを毎日飲む方は、丁寧なブラッシングと定期的な歯科検診を心がけ、必要に応じて歯科医に相談することをおすすめします。